日本瓦屋根の特徴

日本瓦屋根

粘土瓦が日本に伝えられたのが約1400年前の飛鳥時代と言われています。神社やお寺などは屋根瓦が多くみられます。
ところが最近の住宅は様々な屋根があり瓦屋根が少ないといわれておりますが、今、あらためて注目されているのは瓦なのです。

昨今の建築基準や住宅性能が厳しく見直される中、瓦が多彩な高性能を持ち、健康・省エネ・エコロジー等のニーズにマッチしています。
その特徴を6つほど紹介いたします。

6つの特徴

1、耐震性

建物の構造が基準を満たしていれば震度7の激震にも耐えうることが理論上可能です。さらに瓦の軽量化屋根葺き工法の改良などにより、さらなる耐震性向上が追及されています。

2、耐火性

瓦は本来、不燃材であり耐火材ですが、1000℃以上の高温で焼かれて生産されています。
よって、火災時にも、日々われや変形・溶解などの現象が起こらず、有毒ガスの発生も皆無です。火の粉にも強く、もらい火しずらいことでも有名です。

3、耐水性

年間約2000ミリ近くの雨が降る日本では、屋根材の耐水性についても重要です。常に厳しい自然環境にさらされ、酸性雨をはじめとする科学的要因の被害もあるなか、瓦は表面のガラス質が水をはじきます。また瓦自体も吸水率が低いため変質や透水にも効果があるため漏れにも強いのです。

4、通気性

瓦は地下に密着させて施工する屋根材ではなく、瓦同士の重なり合う部分に空気の通る隙間があります。この隙間によって、通気・換気・湿度調整を行っているのです。

5、省エネ性

直射日光を吸収し、耐熱性・断熱性に秀でると言われている屋根瓦は、寒さにも強く、湿度まで調整することが可能なことから
「夏涼しく、冬暖かい」屋根材と言われています。よって光熱費の削減に貢献も可能であり、またメンテナンス費用についても大きく貢献できる屋根材なのです。

6、耐圧性

寒冷地の積雪はもちろんの事ながら、アンテナ工事やベランダ設置の際による局所的な荷重にも十分に耐えうる強度を持っています。

金属屋根の特徴

金属屋根

金属屋根にはトタン屋根やガルバリウム鋼板屋根など多種多様な素材の屋根がありますが、弊社ではガルバリウム鋼板の屋根材をメインとして取り扱っております。

この屋根材は、コロニアル素材の屋根への重ね葺きとしておすすめできる素材です。

特徴を3つほどご紹介いたします。

3つの特徴

1、防水性

ガルバリウム鋼板は元来「錆」に強い特徴があります。

その中でも弊社が使用する屋根材は9層構造の高級合板メッキ鋼板を使用していますので、雨漏れ原因でもある「錆」が極めて発生しにくく、亜鉛鉄板に比べても3倍以上の強さを備えています。

2、遮熱・耐熱性

ガルバリウム鋼板は耐候性の高い遮熱顔料を使用しているのが特徴です。

弊社が使用する屋根材はその他に裏面にも高断熱の耐熱シートが装着されていますので、さらなる遮熱耐熱効果が発揮されます。

3、耐圧性

ガルバリウム鋼板は薄さと軽さも特徴ではありますが、さらに耐圧についても大きな特徴をもっています。

弊社が使用する屋根材の場合、1㎡あたり400kgfもの重量に耐えることが出来ます。これは、人や工事足場の荷重にも変形や破損が生じず、アンテナの取り付けなども安心して行えます。